【デイリー新潮】大躍進「ヤクルト」と歴史的失速「巨人」 明暗分かれた“あまりに大きすぎる差”

2021年10月23日 00:22

[なんじぇいスタジアム@なんJまとめ - 読売ジャイアンツ]

抜粋

転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1634911974/


1: 鉄チーズ烏 ★ 2021/10/22(金) 23:12:54.97 ID:CAP_USER9
スポーツ 野球 2021年10月22日掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10221700/?all=1
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 いよいよ大詰めを迎えているプロ野球のペナントレース。特に意外な結末となりそうなのがセ・リーグだ。開幕前の評論家の予想では、巨人、次いで阪神を優勝に推す声が多く、最下位の予想はヤクルトが圧倒的に多かった。だが、ふたを開けてみると、ヤクルトは首位を快走、巨人はAクラスも危うい状況となっている。ここまで開幕前の予想を大きく裏切る結果となる年も珍しいだろう。

 2年連続の最下位から急浮上を果たしたヤクルト、リーグ連覇から一気に成績を落とした巨人、両球団の明暗が分かれた理由を改めて探ってみたい。まず、両チームの主な投手成績、打撃成績に関する数字を並べてみると、以下のようになっている。

・ヤクルト
<投手成績>
防御率3.34(2位)、失点480(2位)、QS率45.2%(4位)、セーブ43(1位)、ホールド145(1位)、与四球338(1位)、被本塁打136(5位)
<打撃成績>
打率.256(3位)、本塁打140(2位)、得点598(1位)、盗塁70(2位)、出塁率.335(1位)、長打率.404(1位)

・巨人
<投手成績>
防御率3.64(4位)、失点528(4位)、QS率46.0%(4位)、セーブ32(5位)、ホールド109(2位)、与四球448(5位)、被本塁打139(6位)
<打撃成績>
打率.242(5位)、本塁打163(1位)、得点530(3位)、盗塁65(3位)、出塁率.309(5位)、長打率.399(3位)

※成績は10月18日終了時点。カッコ内はリーグ順位

■セーブ数はトップ

 まず、大きな差がついているのが、投手成績だ。昨年はリーグワーストの防御率だったヤクルトが劇的な改善を見せている。特に素晴らしいのが、リリーフ陣の頑張りである。

 先発投手陣のQS率(6回を自責点3以内に抑えた試合の割合)はリーグ4位で、巨人よりも劣っており、規定投球回数に到達した選手も1人もいないという状況にもかかわらず、セーブ数は阪神と並んでトップ。さらに、ホールド数は2位の巨人に大差をつけてダントツの1位となっている。

 開幕時にクローザーを任されていた石山泰稚が不調に陥ったものの、その穴をマクガフがしっかり埋め、ブルペン陣の再編に成功したことが大きかった。プロ野球新記録を更新した清水昇だけでなく、ともに楽天で戦力外となった経験を持つ今野龍太と近藤弘樹の奮闘ぶりも目立つ。

■与四球はリーグ5位

 一方の巨人は、8月まではデラロサの代役を務めたビエイラがフル回転の活躍を見せていたが、9月以降は低迷。原辰徳監督は、わずかな球数で次々と投手を交代させる「スクランブル継投」で何とか凌ごうとしたものの、結局はそれも上手くいかなかった。開幕前に決めていた勝ちパターンが崩れた時に立て直すことのできたヤクルトと、立て直せなかった巨人の差がデータによく表れている。

 投手成績で、もうひとつ両チームに大きな差が生まれているのが、与四球の数だ。リーグトップのヤクルトに対して、巨人はヤクルトより100以上多いリーグ5位に沈んでいる。

 神宮球場、東京ドームとともにホームランが出やすい本拠地で戦っており、被本塁打数はリーグワーストを争っているが、ホームランを打たれることを恐れて、多くの四球で傷口を広げている巨人と、ホームランは打たれていても逃げることなく四球の数を抑えているヤクルトの差がはっきりと出ている格好だ。

2: 鉄チーズ烏 ◆poPdIRvfLdUP 2021/10/22(金) 23:13:16.59 ID:MaXtTXI+0
>>1の続き

■目立つのは出塁率の差

 打撃面では、ホームラン数こそ巨人がリーグ1位の数字となっているものの、それ以外は軒並みヤクルトが上回る。特に目立つのが、出塁率の差だ。ヤクルトは村上宗隆や中村悠平、山田哲人と出塁率のリーグ10傑に3人がランクインしているが、巨人は10位の坂本勇人だけ。村上とホームラン、打点のタイトルを争う巨人・岡本和真は、ヤクルト・塩見泰隆や青木宣親よりも低い出塁率となっている。

 初球から積極的に打っていくスタイルは、決して悪いものではないが、中軸もその前後を打つ選手たちも、しっかりボールを見極めてチャンスを作るという点では、ヤクルトが大きく上回っていることは間違いない。

 ヤクルトは、野村克也監督時代から「再生工場」と呼ばれていたように他球団から移籍してきた選手が多く活躍する土壌があるが、前述した今野や近藤に加えて、巨人からトレードで加入した田口麗斗もチームに欠かせない存在となっている。クローザー出身の高津臣吾監督が、チームの特徴を最大限生かした結果といえるだろう。

 それに対して、巨人は今年もお家芸と言える“大型補強”を敢行したが、新加入の選手が軒並み結果を残すことができず、広島から移籍3年目の丸佳浩が成績を落としたことも痛かった。チームと監督のカラーを出せたヤクルト、これまでのやり方が機能しなかった巨人、その差があらゆる点で数字となって表れたのが今シーズンだったと言えるのではないだろうか。

西尾典文(にしお・のりふみ)
野球ライター。愛知県出身。1979年生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行う。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

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