【名将】阿部監督、ドラ１西舘勇陽をブルペンで〝チラ見〟の配慮「俺が後ろで仁王立ちしたら無茶する」

巨人春季キャンプ（１日、宮崎）　巨人・阿部慎之助新監督（４４）が初日を終え、ドラフト１位・西舘勇陽投手（２１）＝中大＝を先発として育てる方針を初めて明かした。

「先発でいくよ。大きく、大谷君みたいになってほしい」と、西舘にとって花巻東高の先輩にあたるドジャース・大谷翔平を理想像に、先発投手としてキャリアをスタートさせることを決めた。

注目のドラ１右腕はこの日、新監督の前でブルペン入り。屋内施設「木の花ドーム」で多くのファン、報道陣、チームメートが見つめる中で投げ始めたが、阿部監督は数球見ただけで、野手の練習の方を向いて西舘の投球から目を背けた。

そこには指揮官の思いやりがあったようで「かわいそうだなと思って。５球くらい見てどこかに逃げた。こんな異様な雰囲気で投げて、俺が後ろで仁王立ちしたら無茶するだろうしね」と明かした。

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