救援失敗の巨人守護神・大勢、涙目でうつむく…

　巨人の守護神・大勢投手（24）が17日のヤクルト戦（東京ドーム）で2―1の9回から登板し約3か月ぶりの一軍復帰登板を果たすも、痛恨の同点犠飛を許した。

　まだまだ復調途上にあったか。大勢は先頭のサンタナに左翼線への二塁打を放たれて無死二塁と早々にピンチを招くと、続くオスナの右飛で一死三塁と危機が拡大。最後は中村に犠飛を放たれて試合を振り出しに戻された。

　続く長岡を抑えてベンチに戻った大勢は、一人うつむいてぼう然とした様子。ナインから励ましの言葉をかけられていたものの、顔を上げることはできなかった。

　試合後、取材に応じた大勢は「今日は自分の結果でチームの結果をとても左右するような状況だったので、残りこの（試合数が）少ない中で、勝たないといけない中で、勝ち切れなかったというところにしっかり責任を感じた。野手の皆さんがカバーしてくださって本当に良かったなって。そういう感じです」と目を赤くしながら反省。「復帰戦だったので、一番いい場面で出していただいたので、応えたいという気持ちだったので、それに応えられなかったのが悔しかったですね」と涙目になりながらも率直な心境も明かした。

　失敗を取り返すには、また一つひとつ成功を積み重ねていくしかない。「自分の力が足りてないからこういう結果になっていると思うので、もっともっと、全体的に力を上げていかないといけないなと思います」

　不動の守護神の復活に向けて、落ち込んでいる時間はない。右腕の再スタートは既に切られた。

東スポWEB
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